今年の夏は冷夏になるのか?2015

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今年の夏は冷夏になるのか?

 ここ数年、とても暑い夏が続いています。その反動ではありませんが、2015年今年の夏は冷夏になるという予想があります。果たして気象予報的にはどうなっているのでしょうか?現在の気象状況から、今年の夏は冷夏になるのか、という疑問に対する答えをお伝えしたいと思います。

 

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エルニーニョの影響

 2015年はかつてないエルニーニョが起きています。気象庁が発表するエルニーニョ監視速報によれば、このエルニーニョは強まりつつあり、今年の冬にかけて続く可能性が高いと言われています。データ出典 エルニーニョとは具体的には南米ペルー沖の海水温が高くなる現象で、それに伴って日本近海の海水温度も赤道付近を中心に例年比最高3℃程度の上昇が観測されています。たかが3度ですが、例年に比べての3度の上昇はとても大きな変化となって実際の気象に現れてきます。

エルニーニョが引き起こす状況

 エルニーニョは夏ならば冷夏、冬ならば暖冬をもたらすと言われていますが、国や地域によってもその影響は違います。2015年、日本の今まで、そしてこの先夏に向けての影響を振り返り、考えてみたいと思います。5月に沢山の台風が発生し、日本にやってきたことは記憶に新しいと思います。この台風の影響、そして赤道近辺の海水温が高い事から、太平洋高気圧の位置が大きな影響を受けています。具体的には太平洋高気圧が日本にあまり影響を及ぼさない位置にとどまってしまい、梅雨前線を押し上げることができていません。梅雨前線は通年より南寄りの位置にあることから、九州南部を中心に大雨が続いています。また、これはエルニーニョが直接の原因ではありませんが、日本の北にはオホーツク海高気圧が発生し、冷たく乾いた空気を北日本に運んでいます。梅雨前線のすぐ北側に大陸からの偏西風が吹く事から、大陸からの湿った空気を呼び込む状態が作り出され、雨が降りやすい状況が続きます。フィリピン沖では海水温が高い事から低気圧や台風が発生しやすくなります。前線の状況によっては、これらの低気圧が直接日本にかかる位置にはなくても、前線に乗っかって日本に激しい雨をもたらす可能性もあります。

 

今年の夏は冷夏になるのか?結論

 例年日本の夏が暑くなるのは、太平洋高気圧の影響によるものです。今年の夏はエルニーニョの影響で太平洋高気圧の位置が東にずれている事から、通年と違う状況になる可能性が高いです。オホーツク海高気圧の発生は冷たい空気を日本に呼び込みますので、雲の中で激しい温度差が生じ、落雷や激しい突風、突然の豪雨が発生する可能性が高くなっています。エルニーニョがもたらす高い海水温の影響で、赤道近辺では低気圧が発生しやすい状況になります。前線の状況によっては日本に激しい雨をもたらす可能性があります。地域によって違いがありますが、この夏は例年ほど気温が上がらない傾向にあり、突然の豪雨や突風、雷が多く、土砂災害に警戒しなければならないレベルの降水量になる地域があるかもしれません。気象情報に注意し、わが身を守る準備を常に整えておいて下さい。

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