台風11号 ヨーロッパ中期予報センター進路予想 2015年 平成27年

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台風11号が発生しました

 台風の多い今年ですが、7月4日朝、マーシャル諸島にて台風11号が発生しました。すでに大きな台風となりつつある9号、進路上は危険がないものの、日本の梅雨前線に影響を与えかねないマリアナ諸島の10号、そして今回の11号、3つの台風はどのように日本に影響を及ぼすのでしょうか。

 

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複数台風 予想進路の難しさ

 台風が同時期に複数個発生するケースは過去に何度もあります。わかっていることは、複数個の台風が動く場合、相互に作用しあい複雑な動きをするので、進路の予想が難しいということです。2つの台風は合体して1つになり大きくなるということはありません。2つの台風が同時に動く場合、気象学的には以下のようなケースが考えられています。

複数台風の動き
離反型

 磁石の作用のように、一時期は接近するものの互いに相反発し弾かれてしまうという動き。

指向型

 ハンマー投げにおける競技者とハンマーのように、一方が中心となり、その周囲をもう一方がぐるりと回るケース。

追従型

 一方の動きに、もう一方が追従する動き。

 

9号 10号 11号の予想進路

 今回は3つの台風が一緒に動くために、複雑な動きをするであろうことが予想されています。ですが、台風の動きにはある程度の原則があります。今回先に発生した9号と11号に関して言うなら、これらの台風の動きは日本に近づくまでは太平洋高気圧の影響を受けた動きをします。台風は高気圧の縁をなめるように進みますので、当初は西寄りに、そして日本の南海上あたりで北寄りに進路を変えることが予想されます。このように日本に近づくまでの道のりはある程度予想がつきますが、問題は日本に近づいてからになります。日本の気象庁は通常3日先の台風進路予想図を出しますが、それ以降の予報は今現在出していません。そこで参考にされるのが、ヨーロッパの中期予報センターが発表している気象予報データです。世界で最も信頼がある気象のデータだと言われています。

 

ヨーロッパ中期予報センターの予報

 まずはじめに、今回のような台風の進路予想は大変複雑で難しいということをご理解いただきたいと思います。台風の進路には沢山の予報データがあり、ここに紹介するヨーロッパ中期予報センターのデータはその中の一つに過ぎません。あくまでも予報ですので、台風の進路はその都度、実際の天気予報で確認なさるようにして下さい。

 

離反型+追従型

 台風9号は太平洋高気圧の縁を通って北西向けで日本に近づいてきます。マリアナ近辺で停滞している10号の影響で、日本より、北東に進路を変えます。この間、11号が9号を追従します。最終的には9号と11号が9日から11日にかけて日本へ影響を与えることが予想されています。3つ発生している台風の号数と、影響するであろう予想の日付が全く同じなので気を付けて下さい。

 

注意点

 お分かりいただけると思いますが、天気、台風進路の予報は日にちが先になるほどその正確さが失われます。繰り返しになりますが、今回ご紹介したデータも、予想の一つに過ぎません。ですが、これだけの規模の台風が複数個発生しているということは、日本への影響は避けられないと思います。今回は梅雨前線が日本に停滞していることも重なり、その影響が懸念されています。今後も気象庁やニュースの天気予報をこまめにチェックし、お住まいの地域に注意報や警報が出たのであれば即行動なさるようにして下さい。これまで日本には例年以上の雨が降っており、地盤が緩んでいる地域も沢山あります。台風は風もさることながら、多くの雨をもたらします。土砂災害や河川の氾濫等、各自治体の発する情報にも十分留意し、万が一の時には一秒でも早く行動なさって下さい。

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